
Google で店を調べた人にメニューと値段を見せたいとき、Googleビジネスプロフィール(GBP)には入り口が 4 つあります。メニュー エディタ、写真や PDF からメニューを作る機能、メニューの写真、メニューのリンクです。
このうち、セクション・料理名・説明・価格を文字の一覧として GBP の中に持てるのは、メニュー エディタと、写真や PDF からメニューを作る機能です。メニュー エディタで入れた変更は、Google マップと Google 検索に出るまでに「24~48 時間程度かかることがあります」とGoogle のヘルプ「メニュー エディタについて」に書かれています。
この記事では、メニュー エディタの入力手順を中心に、写真とリンクの使い分けと、自分で入れた覚えのないメニューが出たときの確かめ方を順に説明します。
Googleビジネスプロフィールにメニューを載せる4つの方法
メニューの一覧を GBP に表示する機能は、Google のヘルプで飲食ビジネス向けとされています。原文は「この機能は、飲食ビジネスでご利用いただけます。」です。
テーブルチェックの第3回「グルメサイトに関するユーザー&飲食店意識調査」(ユーザー1,100名・2022年)では、飲食店を探すツールとして「Google」(検索・マップを含む)の利用率がグルメサイトを抜いて初めてトップになりました(テーブルチェック調べ)。
4 つの入り口は、プロフィールに何が出るか、誰が上げられるかが違います。
| 方法 | プロフィールに出るもの | 上げられる人 | 入り口 |
|---|---|---|---|
| メニュー エディタ | セクションごとのアイテム(名前・説明・価格) | オーナー | [メニューを編集] |
| 写真や PDF からメニューを作る(試験運用版) | セクション名・料理の名前・説明・価格 | オーナー | [メニューを編集] → [メニューの写真] → [写真を選択] |
| メニューの写真 | メニューの写真や PDF | オーナーとお客さん | [メニューを編集] → [メニューの写真] |
| メニューのリンク | メニューがあるページへのリンク | オーナー | [プロフィールを編集] → [ビジネス情報] → [連絡先] → [メニューリンク] |
メニュー エディタで入れた一覧は、プロフィールの [メニュー] の下に表示されます。メニューの写真は [メニュー] タブで見られ、店側だけでなくお客さんも追加できます。
メニュー エディタでメニューを追加する手順
メニュー エディタでは、メニュー アイテムに説明文と価格を付けて追加できます。アイテムはセクションに分けて整理でき、ヘルプはセクションの例に「前菜、デザート、メインコース」を挙げています。
入力する前にそろえておくもの
入力するのは、セクションの名前と、セクションごとのアイテムです。アイテムごとに用意するのは、料理の名前・説明・価格の 3 つです。
ビジネスによっては、既存のメニューソースからメニューのデータをコピーするオプションが表示されます。[コピー] を選ぶと、コピーしたメニューのセクション・アイテム・説明・価格を追加・削除・編集できます。
メニュー アイテムとセクションを追加・編集・削除する
ヘルプの手順を、店が操作する順に並べると次のとおりです。
- ビジネス プロフィールに移動します
- 検索結果の上部で [メニューを編集] を選択します
- セクションを足すときは [メニュー セクションを追加] を選び、セクション名とセクションの項目を入力して [保存] を選びます
- 料理を足すときは [メニュー アイテムを追加] を選び、アイテムの情報を入力して [保存] を選びます
- 直すときはアイテムかセクション名を選び、変更内容を入力して [保存] を選びます
削除は 2 種類あります。1 品だけ消すときは、アイテム情報の下部で [削除] を選び、もう一度 [削除] を選びます。セクションの下部で [削除] を選ぶと、そのセクションと中のアイテムがすべて消えます。
保存したあとに確かめること
保存すると、結果が通知で出ます。問題が無ければ「メニューを更新しました。更新内容はまもなく公開されます。」と表示されます。
「エラーが発生しました。もう一度お試しください。」と出たときは、更新を再試行してから 24 時間待つようヘルプは案内しています。それでも同じエラーが出たら、サポートチームに問い合わせます。
成功の通知が出ても、マップと検索への反映には 24~48 時間程度かかることがあります。

写真や PDF からメニューを作る(試験運用版)
紙のメニューしかない店は、写真や PDF をもとにメニューを作る機能も選べます。ただし原文は「メニューの写真からメニューを作る機能は試験運用版です。」としており、使うには Google 生成 AI の追加利用規約への同意が要ります。
手順は [メニューを編集] → [メニューの写真] → [写真を選択] で写真か PDF を上げ、[メニューを生成] を選びます。生成されたメニューを確かめて間違いが無ければ、[公開して編集] を選びます。
ヘルプのヒントは 2 つです。入力する写真は高画質にし、ぼやけた写真やコントラストの低い写真は避けます。メニュー全体を 1 ページに収め、1 枚の写真として撮ります。
メニュー写真とメニューのリンクの使い方
メニュー写真を追加する・差し替える
店側は [メニューを編集] → 画面上部の [メニューの写真] を選び、[写真または PDF を選択] からメニューの写真や PDF を上げられます。写真や PDF はドラッグ&ドロップでも上げられます。自分で上げたメニュー写真は、その写真の削除アイコンを選ぶと消せます。
お客さんが上げたメニュー写真が古い、または正しくないときは、写真の削除をリクエストして、自分で正しいメニュー写真を上げ直すようヘルプは案内しています。
ただし写真の削除のリクエストは、写真がポリシーに違反しているかの審査です。原文は「報告された写真や動画は審査され、ポリシーに違反していると判断された場合はビジネス プロフィールから削除されます。この審査には数営業日かかることがあります。」です。同じ写真に削除リクエストを何度も送ると、審査が遅れる場合があります。Google 検索と Google マップ アプリのそれぞれで削除をリクエストする画面の手順は、本記事では扱いません。
DigitalGOAT編集部の推奨は、GBP の写真に外観・内観・料理・スタッフをそろえることです。

人気の料理の名前を直す
GBP には、料理の写真と名前を載せる「人気の料理」もあります。こちらは Google マップ アプリから操作し、店のオーナーとお客さんの両方が料理の写真と名前を追加できます。
名前が間違っているときは、店から料理名の編集を提案できます。ヘルプは「お客様が追加した料理名は、ユーザーが追加した料理名よりも優先されます。」としています(この「お客様」は店のオーナーを指します)。ただし [情報の修正を提案] からの料理名の編集は、数日以内の公開に努めるものの、公開は保証されていません。お客さんの提案でプロフィールが書き換わる経路は、Googleビジネスプロフィールが勝手に書き換わる経路で詳しく扱っています。
メニューのリンクを設定する
メニューのリンクは、メニューのある場所へ送るリンクです。設定は [プロフィールを編集] → [ビジネス情報] → [連絡先] → [メニューリンク] で URL を入力し、[保存] を選びます。パソコンでは、Google 検索で自分のプロフィールを開いて [プロフィールを編集] → [連絡先] → [メニューリンク] と進みます。
Google のヘルプ「ローカル ビジネス リンク」によると、メニューの確認用に追加できるリンクは 1 つです。予約や料理の注文のリンクはカテゴリごとに最大 10 個まで追加できる別の枠で、本記事の対象外です。
メニュー エディタが使えない・意図しないメニューが出るとき
自分で入れた覚えのないメニューが出る、またはメニュー エディタが使えないときは、次の表で原因の見当を付けます。
| 起きていること | ヘルプが挙げる原因 | 店がすること |
|---|---|---|
| メニュー エディタが使えない | Business Profile API で作成されたメニューがある | API で作ったメニューがあるかを確かめる |
| 選んだ覚えのないメニューが出ている | メニューソースが複数見つかった | [メニューを編集] → [フルメニュー] タブで使うメニューソースを選んで保存する |
| サイトのメニューが GBP に入っている | ウェブサイトからの文字起こし | 誤りはメニュー エディタで編集・削除する |
| 料理の名前が違う | お客さんが追加した料理名 | 店から料理名の編集を提案する |
| 古いメニュー写真が出る | お客さんが上げたメニュー写真 | 削除をリクエストし、正しい写真を上げ直す |
メニューソースが複数あると、[メニュー] タブにメニューの選択肢と最終更新日時が表示されます。[保存] したメニューが、プロフィールの公開情報として表示されます。
ウェブサイトからの文字起こしを止める前に確かめること
メニュー エディタのヘルプは、サイトのメニューの文字起こしと反映を望まない場合に、文字起こしをオフにする方法としてSearch Console ヘルプ「ローカル検索結果などの Google サービスでの表示のオプトアウト」を案内しています。このオプトアウトはメニューだけのスイッチではありません。
オプトアウトを選ぶと、Googlebot がクロールしたサイトのコンテンツは、ローカル検索結果などの対象のサービスに表示されなくなります。オプトアウトはドメイン名を基準に適用され、サブドメインやディレクトリだけを指定することはできません。ローカル検索結果では、このオプトアウトはグローバルに適用されます。現在表示されているコンテンツは、オプトアウトしてから 30 日以内に削除されます。
複数店舗のメニューを更新するとき
複数の店舗のビジネス プロフィールのメニューを更新する場合は、Business Profile API を使う必要があり、使うには API へのアクセスが要ります。複数拠点をまとめて更新する条件は本記事では扱わず、10拠点以上のビジネスプロフィールを一括更新する条件と手順で説明しています。
DigitalGOAT編集部の推奨では、複数店舗の運営や、管理する媒体が 3 つ以上で更新漏れが出ている状態は、ツールや外部サービスを検討するタイミングに当たります。
まとめ:メニュー エディタに値段を入れてから写真とリンクを整える
GBP にメニューと値段を出す手順の中心は、[メニューを編集] からのメニュー エディタの入力です。保存の通知を確かめ、24~48 時間程度の反映を待ってから [メニュー] の下を見ます。
メニューの写真はお客さんも追加でき、メニューのリンクは 1 つだけ置けます。プロフィールでメニューがどれだけ見られているかの数字は、Googleビジネスプロフィールの表示回数と流入が合わない理由で読み方を説明しています。
読み終えたら、まず自分の店の [メニューを編集] を開き、今の値段と表示されている一覧が合っているかを 1 品ずつ確かめるところから始めてください。