Googleビジネスプロフィールの商品追加: 店頭の手づくりの品と雑貨の横で GOAT君 が、品物を Google の店の情報に並べる前に確かめるアイキャッチ(出典: Google)
店の商品を Google に並べる

店で手づくりの品や雑貨を売っていて、ネットショップは持っていない。それでも、Google 検索に出る店の情報に店頭の商品を並べたい。そのときに使うのが、Googleビジネスプロフィール(GBP)の商品エディタです。

商品エディタでは、バーコードのない商品の画像をアップロードできます。追加した商品は、Google 検索のビジネス プロフィールに表示されます(Google ビジネス プロフィール ヘルプ「商品エディタについて」)。

登録の前に知っておきたいのは、ヘルプが追加手順の頭に「重要」として置いている次の一文です。

Google のポリシーに違反する商品を送信すると、アップロードした商品がすべて削除される可能性があります。

使える条件、追加の手順、消されないための確認、不承認のときの直し方の順に見ていきます。

Googleビジネスプロフィールの商品エディタを使える店

ヘルプは、実店舗で物理的な商品を販売している場合は商品エディタを使えると書いています。そのうえで、次の 3 つの条件に 1 つ以上当てはまる場合も使えるとしています。

確かめること 当てはまれば
店で、手に取れる品物を売っている 使える
商品をオンラインで買えるサイトが無い 使える
商品にバーコードが無い 使える
在庫の最新データを持っていない 使える

日本の店は手動の商品エディタが入口

商品を Google に自動で追加する仕組み(ローカル在庫アプリ)もあります。ただし対象は、アイルランド・英国・オーストラリア・カナダ・米国を拠点とする店です(Google ビジネス プロフィール ヘルプ「店舗の商品を Google に自動的に追加するための条件」)。

自動追加には、メーカー(UPC / EAN)のバーコードが付いた商品を売っていることも条件に入っています。同じヘルプは、対象外の国や地域の小売店でも商品エディタで手動なら追加できると案内しています。日本の店は、この手動の商品エディタから始めることになります。

飲食店のメニューやサービスは別の機能

商品エディタが合わない店向けに、ヘルプは別の方法を挙げています。

  • 飲食店は、メニュー エディタで料理の写真をアップロードする
  • サービスを売る店は、サービス エディタでサービスの情報を追加する
  • 体験を売る店は、チケットとアクティビティの詳細を追加する

飲食店のメニューの追加はメニューを追加する手順で扱っています。

Googleビジネスプロフィールに商品を追加する手順

ヘルプの手順を、画面で押す順に並べると次のとおりです。

  1. ビジネス プロフィールを登録したときの Google アカウントでログインする
  2. ビジネス プロフィールに移動する。プロフィールが複数あるときは、該当するプロフィールの横の [自分のプロフィールを表示] を押す
  3. [商品を編集] を押す
  4. 表示されたフォームの項目に入力する
  5. [公開] を押して商品を送信する

ヘルプは、フォームにどの項目があるかを列挙していません。

Merchant Center アカウントがすでにリンクされているプロフィールでは、[商品を編集] を押すと Merchant Center で商品を管理する選択肢が出ます。リンク先の Merchant Center アカウントにアクセスできない場合は、アクセス権をリクエストする選択肢が出ます。

登録した商品を編集・削除する

[商品を編集] を押します。情報を直したい商品を選びます。

  • 編集: 直したい欄を書き換えて [公開] を押す
  • 削除: [メニュー] から [削除] を押す

商品の画像とシーン生成

ヘルプには、Product Studio という生成 AI のツールで商品の背景シーンを変える手順も載っています。ただし「商品エディタでシーン生成機能を使用できるのは、米国の販売者のみです。」と書かれているので、日本の店は自分で撮った画像を使うことになります。

商品エディタのヘルプは、商品画像の解像度やファイル形式を書いていません。DigitalGOAT編集部が GBP の写真全般に推奨している目安は「解像度720px以上、JPEG/PNG・10MB以下」です。

商品を削除されないための確認(ショッピング広告のポリシー)

ヘルプは「商品エディタで送信する商品は、ショッピング広告のポリシーに準拠している必要があります。」と書いています。ポリシーの本文は Merchant Center ヘルプにあり、次の 4 つに分かれます(Google Merchant Center ヘルプ「Google のショッピング広告とリスティングのポリシー」)。

ポリシーの分類 中身 店頭の品で当てはまりやすい例
禁止コンテンツ 表示が認められない 花火、タバコ関連商品、偽造品
禁止されている行為 商品の表示で禁止されている行為 商品の内容を不正確に表現する
制限付きコンテンツ 表示は可能でも制限がある 日本酒などのアルコール飲料、市販薬
サイトの要件 リスティングとサイトの基準 強調目的の記号(FREE、f-r-e-e など)

判断に迷いやすい品

制限付きコンテンツについて、ポリシーは「こうしたコンテンツのリスティングは、すべての地域ですべてのユーザーに表示されるとは限りません。」と書いています。掲載が許可されるまでに、別の要件を先に満たす必要がある場合もあります。ヘルスケアの分野では、ポリシーが「未承認の薬用サプリメントなどのコンテンツはどこの国でも表示できません。」と明記しています。表に挙げていない分類(著作権・商標・性的なコンテンツ・ギャンブル・高脂肪や高糖分の食品など)は本記事の対象外なので、当てはまりそうな品はポリシーの該当する節で確かめてください。

ポリシー違反への措置には、配信を承認しないことのほかに、違反の繰り返しや悪質な違反があったアカウントの強制停止も挙げられています。

Googleビジネスプロフィールの商品追加: 迷う品も含めて全部をまとめて載せようとした GOAT君 が、ポリシーに触れると全部消える可能性を知り、送る前に確かめる 4 コマ(出典: Google)
送る前にポリシーを確かめる

商品が不承認になったときの直し方

商品データの仕様やショッピング ポリシーの要件を満たしていない商品には、警告・不承認・公開の制限・停止措置がかかる場合があります。そうなると、その商品は Google に表示されなくなります(Google ビジネス プロフィール ヘルプ「商品の承認について」)。

商品に [不承認] のステータスが出ていたら、その商品を押すと不承認の理由を確認できます。理由の説明と一緒に、適用されたポリシーの詳細ページへのリンクも出ます。

ヘルプは「投稿に適切な変更を加えて保存すると、24 時間以内に商品の再審査が自動的に行われます。」と書いています。問題が直っていれば、[不承認] のステータスは外れます。

直したとき・納得できないときは審査をリクエストする

問題を直したときや、不承認に納得できないときは、審査をリクエストできます。手順は次のとおりです。

  1. ビジネス プロフィールに移動する
  2. [プロフィールを編集] > [商品] を選ぶ
  3. [不承認] の印が付いた商品を選ぶ
  4. [問題に移動] のバナーを選ぶ
  5. [審査をリクエスト] を選ぶ

実際にポリシーに違反している商品で審査のリクエストを重ねると、[審査をリクエスト] の選択肢が一時的に使えなくなることがあります。不承認を解決できず直し方も分からないときは、ヘルプはサポートへの問い合わせを案内しています。

ビジネス プロフィールが停止されたとき

プロフィールそのものが停止されると、すべての商品が「不承認」になります。プロフィールが回復すれば商品は自動で処理し直され、回復から 5 日以内に使えるようになります。停止からの戻し方は停止の原因と再審査請求の手順で扱っています。

気づいたこと 打つ手
1 つの商品に [不承認] が出た 商品を押して理由を見て、直して保存する
不承認に納得できない [問題に移動] から審査をリクエストする
すべての商品が [不承認] になった プロフィールが停止されていないかを先に見る
停止されていないのに全商品が不承認 Google に問い合わせる

ヘルプは、まれにプロフィールが停止されていなくても「アカウントが停止された」という理由で全商品が不承認になることがあるとしています。そのときは Google への問い合わせを案内しています。

Googleビジネスプロフィールの商品追加: 条件とポリシーを確かめて商品エディタから公開し、不承認なら理由を見て直して保存すると 24 時間以内に再審査される流れ(出典: Google)
商品を追加して表示されるまでの流れ

商品を載せると検索順位は上がるのか

順位の効果を確かめた調査に、Sterling Sky のケーススタディ(2020 年 3 月・22 拠点)があります。対象は 12 業種の 22 拠点で、2019 年 8 月から商品を載せていた店です。

順位は BrightLocal と Places Scout で、商品を足した日の前後を調べています。商品を足したことが順位に影響したと読める例は 1 件もありませんでした。22 の事業者を合わせても、商品から生まれたウェブサイトのコンバージョンは 4 件でした。

例外として挙がっているのは、実際に物を売っていた唯一の事業者(ホームセキュリティの機器)です。この事業者だけ、商品からのサイト訪問がわずかに多く出ています。

公開は 2020 年で、当時の名前は Google マイビジネスでした。対象の多くはサービス業です。現在の商品エディタで日本の物販の店に同じ結果が出るかは、この調査からは分かりません。

Sterling Sky の結論は、商品はリードの獲得より、ブランドの見せ方とナレッジパネルを充実させることに向く、というものです。

まとめ

自分の店が対象だと分かったら、ポリシーの表で迷いの無い品を選び、[商品を編集] から 1 品目を公開して、検索の店の情報に出るかを確かめるところから始められます。