
祝日に店を閉めたのに、Googleビジネスプロフィール(GBP)ではいつもの営業時間が出ていて、お客さんが来てしまった。祝日も開けていたのに、休みだと思われた。どちらも、その日だけの営業時間を GBP に入れていないときの食い違いです。
その日だけの営業時間を入れる場所が「特別営業時間」です。GBP のヘルプ「特別営業時間を設定する方法」は、特別営業時間を「一時的な営業時間の変更や、連続して最長 6 日間の休業の場合に設定します。」と説明しています。祝日や年末年始の数日の休みは、通常の営業時間を書き換えずに、ここへ日付ごとに入れます。
営業時間にかかわる 4 つの設定の使い分け
営業時間の表示にかかわる設定には、通常の営業時間・特別営業時間・臨時休業・営業時間の詳細の 4 つがあります。どれを使うかは、変わるのが毎週の時間か、特定の日か、長い休みか、サービスごとの時間かで決まります。
| 設定 | 使う場面 | 入れ方・日数 | 表示 |
|---|---|---|---|
| 通常の営業時間 | 毎週決まった曜日と時間 | [決まった営業時間で営業している] を選び、曜日ごとに入れる | 通常の週の営業時間として出る |
| 特別営業時間 | 祝休日・特別イベント・その他の例外的な状況 | 連続の休業は最長 6 日間まで | 指定した日付にのみ出る |
| 臨時休業 | 8 日間以上・オフシーズン・無期限の休業 | [営業時間] の編集アイコンから [臨時休業] を選ぶ | Google マップと Google 検索で「臨時休業」と出る |
| 営業時間の詳細 | 宅配やテイクアウトなど特定のサービスの時間 | [他の営業時間を追加] で種類別に入れる | 通常の営業時間を設定するまで出ない |
表の 4 行のうち、祝日と年末年始の数日の休みで使うのは特別営業時間です。特別営業時間の行の「使う場面」は、特別営業時間のヘルプが挙げる「祝休日」「特別イベント」「その他の例外的な状況」の 3 つをそのまま写しています。臨時休業の行の日数は、GBP のヘルプ「ビジネスに閉業マークを付ける」の記述です。
特別営業時間は「決まった営業時間」が前提
特別営業時間を入れても表示されない場合は、先に通常の営業時間の種類を確かめます。ヘルプは「重要:」として、「ビジネス プロフィールに特別営業時間を表示するには、営業時間の設定で [決まった営業時間で営業している] を指定する必要があります。」と書いています。
GBP のヘルプ「営業時間を編集する」によると、営業時間の設定には [決まった営業時間で営業している] と [営業時間不定で営業している] があります。後者は、プロフィールに営業時間を表示したくない場合の選択肢です。こちらを選んでいる店は、祝日の特別営業時間も表示されません。
祝日のたびに通常の営業時間を書き換えない
ヘルプは「特別イベントなどで一時的に営業時間が変わる場合、特別営業時間を設定すれば通常の営業時間を変更する必要はありません。」と書いています。
通常の営業時間を祝日の前日に書き換えて、翌日に戻す運用は要りません。「営業時間を編集する」のヘルプによると、営業時間を更新すると、ビジネス プロフィール上に情報の更新があったことを知らせるメッセージが表示されます。モバイル デバイスのプロフィールの [更新] タブにも、営業時間が変更されたことを知らせる投稿が出ます。祝日のたびに書き換えると、この知らせが 1 日だけの変更のたびに出ることになります。
テイクアウトなどの時間は「営業時間の詳細」
店内の営業とは別に、テイクアウトや宅配の時間がある店は、特別営業時間ではなく営業時間の詳細を使えます。特別営業時間のヘルプは、時間帯によって提供するサービスが変わる場合は [特別営業時間] ではなく [営業時間の詳細] を利用できるとしています。
GBP のヘルプ「営業時間の詳細を設定する方法」の手順では、[プロフィールを編集] > [営業時間] を開き、[他の営業時間を追加] で種類(「ドライブスルー」など)を選びます。種類が複数あるなら、種類別に設定する必要があります。ヘルプは、営業時間の詳細は通常、メインの営業時間の一部として設定する必要があるとしています。同じヘルプは「重要:」として「営業時間の詳細は、通常の営業時間を設定するまで表示されません。」と書いています。
7 日間の休みは、ヘルプの 2 ページで扱いが分かれる
休みが長くなると、特別営業時間から臨時休業へ切り替える線があります。ただし、その線はヘルプのページによって 1 日ずれています。
- 特別営業時間のヘルプ: 「連続して 7 日間以上休業する場合や、期間未定で休業する場合は、必ずビジネス情報に臨時休業マークを付けます。」
- GBP のヘルプ「ビジネスに閉業マークを付ける」: 「8 日間以上休業する場合、オフシーズンに休業する場合、無期限に休業する場合は、[臨時休業] オプションを使用します。7 日間以下休業する場合は、特別営業時間を設定します。」
「営業時間を編集する」のヘルプも、特別営業時間を設定する場合として「連続して最長 6 日間休業する。」を挙げています。6 日以内なら特別営業時間、8 日以上なら臨時休業で、ここは特別営業時間のヘルプと閉業マークのヘルプで同じです。ちょうど 7 日間の休みを、特別営業時間のヘルプは臨時休業に入れています。閉業マークのヘルプは、同じ 7 日間を特別営業時間に入れています。
臨時休業には、順位についての注記があります。「ビジネスに閉業マークを付ける」のヘルプは、臨時休業しているビジネスは、広範囲なクエリが行われた際に、営業中のビジネスの後ろにランク付けされる場合があるとしています。影響は業種やクエリの種類などによって異なる、とも書いています。一方で、臨時休業マークを付ける理由を、同じヘルプは「休業中であることを知らずに来店したユーザーをがっかりさせてしまうのを防ぐことができます」と説明しています。臨時休業の付け方と、営業再開のときの戻し方は閉店・移転・休業の扱いの記事にまとめています。
特別営業時間を設定する手順
特別営業時間は、GBP の編集画面から日付ごとに入れます。特別営業時間のヘルプの手順は次の 6 段です。
- ビジネス プロフィールに移動します。
- [プロフィールを編集] > [営業時間] を選択します。
- [営業時間] セクションで、[特別営業時間] の横にある編集アイコンを選択します。
- 日付を選択します。
- 提示された日付を確認する: [確認] を選択する
- 自分で日付を足す: [日付を追加] を選択し、日付を入力する
- 入力済みの日付を直す: 既存の日付を選択する
- その日の営業時間を更新します。
- [保存] を選択します。
保存した特別営業時間は、[ビジネス情報] の [営業時間] タブか、[プロフィールを編集] の [特別営業時間] に表示されます。入れ終えたら、ここで日付と時間が並んでいるかを確かめます。
営業する日・休む日・時間帯を分ける日の入れ方
手順 5 の入れ方は、その日の営業の形で 3 つに分かれます。
- 祝休日に営業する: [休業] チェックボックスをオフにし、開始時間と終了時間を入力する
- 祝休日に休業する: [休業] のチェックボックスがオンになっていることを確かめる
- 昼と夜のように時間帯を分ける: その他アイコンから [営業時間を追加 +] を選び、営業時間帯を足す
入れた日付を消すときは、休業の日なら、その日付の横にある削除アイコンを選びます。営業の日なら、その営業時間の横にあるその他アイコンから [日付を削除] を選びます。
翌日の正午過ぎまで営業する日は 2 つの時間帯に分ける
深夜 0 時をまたいで翌日の正午過ぎまで営業する店は、祝日の前夜の入れ方に注意します。ヘルプは「重要:」として「1 つの特別営業時間は 24 時間以内で設定してください。」と書いています。そのうえで、「特別営業時間が深夜 0 時をまたいで翌日の正午(午後 0 時)過ぎまでとなる場合は、営業時間を次のように複数の時間帯に分けます。」としています。
- 1 つは初日が終わる深夜 0 時前までの営業時間帯
- もう 1 つは翌日の深夜 0 時からの営業時間帯
ヘルプの例は、午後 7 時から翌日の午後 5 時まで営業する場合です。この場合は「2015-11-26: 19:00-00:00, 2015-11-27: 00:00-17:00」のように、日付を分けて 2 つの時間帯として入れます。
ヘルプによると、この場合、翌日の通常の営業時間は、特別営業時間を入力すると表示されなくなります。翌日の通常の営業時間も出したいなら、特別営業時間のリストに翌日の分を改めて入れます(例: 「2015-11-27: 20:00-22:00」)。
複数店舗はスプレッドシートの [特別営業時間] 列で入れる
店舗が多いなら、一括アップロード用のスプレッドシートにも [特別営業時間] 列があります。書式はヘルプの例で「YYYY-MM-DD: HH:MM-HH:MM」(24 時間形式)です。終日休業する場合は「x」で表します。1 日に複数の時間帯を入れるときは、カンマで区切ります。
既存の店舗に特別営業時間だけを足すなら、残す列は店舗コードの列と特別営業時間の列だけです。ヘルプは、スプレッドシートに空白の列(見出しがあって、その下に情報がまったくない列)を含めると、その列の既存の情報がすべて削除されてしまうとしています。列の絞り方と、上げる前のプレビューの読み方は複数拠点の一括管理の記事で扱っています。
DigitalGOAT編集部の推奨(ツール・外部サービス検討タイミング)では、複数店舗運営か、管理媒体 3 つ以上で更新漏れが出ている場合が、ツールや外部サービスを検討する目安です。
Google の祝日リストと、確認への答え方
Google は、決まった祝日の一覧を公開しています。GBP のヘルプ「Google で使用する祝日のリスト」は、「以下の祝祭日には、ビジネス プロフィールに、営業時間が通常と異なる可能性があることを知らせるメッセージが表示されます。」と書いています。続けて「祝休日の営業時間をユーザーに知らせるには、事前にこれらの祝日の特別営業時間を設定します。」としています。
特別営業時間の画面で Google が提示してくる日付は、[確認] で受けて、その日の営業時間を入れます。公的な祝休日は、いつもどおり開ける店でも特別営業時間を入れておくことが勧められています。特別営業時間のヘルプは、公的な祝休日については、通常の営業時間と変わらなくても、念のために祝休日の営業時間を設定することを勧めています。そうすれば、特別営業時間が正しいものだとユーザーに明示できる、というのがヘルプの説明です。

この先リストに載っている日付
2026 年 10 月 1 日に確かめた時点で、リストの JP の欄にある 10 月以降の日付は次の 5 つです。
- 2026 年 10 月 12 日: スポーツの日 (振替休日)
- 2026 年 11 月 3 日: 文化の日
- 2026 年 11 月 23 日: 勤労感謝の日
- 2027 年 1 月 1 日: 元日
- 2027 年 1 月 11 日: 成人の日
ゴールデンウィークは、2026 年の欄では 4 月 29 日から 5 月 5 日までの各日が「ゴールデンウィーク」として載っていました。
リストに無い休みは [日付を追加] で入れる
2026 年 10 月から 2027 年 1 月までの JP の欄を見ると、年末年始で載っているのは 2027 年 1 月 1 日の元日だけでした。12 月 29 日から 31 日、1 月 2 日と 3 日は、この範囲のリストに載っていません。8 月の日付も、2026 年の欄では 8 月 11 日の山の日 (振替休日) だけで、お盆の日付は載っていません。
リストに無い休みは、特別営業時間の手順 4 で [日付を追加] を選び、日付を自分で入力します。
年間の作業と、休みの前に確かめる 6 項目

休みの前に確かめることは次のとおりです。
- 営業時間の設定が [決まった営業時間で営業している] になっている
- 公的な祝休日は、通常どおり営業する日も含めて特別営業時間に入れた
- 年末年始・お盆など、リストに無い休みを [日付を追加] で入れた
- 連続して 7 日間以上休むなら、臨時休業マークを付けた
- 深夜 0 時をまたいで翌日の正午過ぎまで営業する日は、時間帯を 2 つに分けた
- 時間帯を分けた翌日の通常の営業時間も出したい日は、特別営業時間のリストに入れ直した
営業時間が店の操作と関係なく書き換わる件は、本記事の対象外です。ユーザーの提案や Google による更新の見分け方は、GBP の情報が勝手に変わるときの記事で扱っています。
まとめ
- 祝日や年末年始の数日の休みは、通常の営業時間を書き換えずに特別営業時間で入れます
- 特別営業時間を表示するには、営業時間の設定で [決まった営業時間で営業している] を指定する必要があります
- 連続して最長 6 日間の休業までは特別営業時間です。8 日間以上は臨時休業です。ちょうど 7 日間は、ヘルプのページによって扱いが違います
- 公的な祝休日は、通常どおり営業する日も特別営業時間に入れておくことが勧められています。リストに無い休みは [日付を追加] で入れます
年末年始の日付まで入れ終えたら、次はテイクアウトなどの営業時間の詳細や、複数店舗での揃え方を見直す段階です。