Googleマップのローカルガイド: GOAT君 がクチコミ欄の投稿者のバッジに気づき、ローカルガイドのレベルが何かを考えるアイキャッチ(出典: Google)
クチコミ欄のローカルガイドの表示

自店のクチコミ欄で、投稿者の名前の下に「ローカルガイド」の表示とレベルが出ていることがあります。Google マップ ヘルプ「ローカルガイドのポイント、レベル、バッジ」によると、投稿に付くローカルガイドのバッジは、250 ポイント以上を集めてレベル 4 に届いた人の印です。

Googleマップのローカルガイドとは

ローカルガイドは、Google マップでクチコミを書く、写真を共有する、質問に答える、場所を追加・編集するといった投稿をする人たちのコミュニティです(Google マップ ヘルプ「ローカルガイドについて」)。投稿するとポイントが貯まり、ポイントの合計でレベルが決まります。

マップの利用者はローカルガイドと見なされる

Google の「ローカルガイド利用規約」は、参加の条件を次のように書いています。

有効な Google アカウントをお持ちで、お住まいの国の年齢制限を満たしている Google マップ ユーザーはローカルガイドと見なされ、ポイントとレベルが付与されます。

条件を満たすマップの利用者は、そのままローカルガイドとして数えられます。ヘルプも、ローカルガイドは Google マップを利用できる地域ならどこでも参加できるとしています。

個人が対象で、店や会社のアカウントは数えられない

ヘルプは「ローカルガイド プログラムは企業ではなく個人を対象としています。」と書き、企業や企業のページからの投稿はレベルや特典を決める件数に数えないとしています。利用規約も、組織・ブランド・企業のアカウントにはポイントとレベルが付与されない場合があると定めています。

ローカルガイドのレベルとポイントの付き方

利用規約は、レベルの決まり方を次のように書いています。

ローカルガイドに割り当てられるレベルは、Google に投稿したローカル コンテンツの量(Google アカウント作成後に公開した質の高い投稿の数など)によって決まります。

レベルの要件や内容は、Google の裁量で変わることがあるとも書かれています。

クチコミ 1 件は 10 ポイント

ヘルプのポイント表から、店のページに付く投稿の行を抜き出すと次のとおりです。

投稿の種類 獲得ポイント
クチコミ 1 件につき 10 ポイント
200 文字を超えるクチコミ 1 件につき 10 ボーナス ポイント
評価 1 件につき 1 ポイント
写真 1 枚につき 5 ポイント
動画 1 本につき 7 ポイント
編集 1 件につき 5 ポイント
場所の追加 1 か所につき 15 ポイント

星だけを付ける評価は 1 件 1 ポイントで、文章のクチコミは 1 件 10 ポイントです。200 文字を超えると、さらに 10 ポイントのボーナスが付きます。

Googleマップのローカルガイド: クチコミ1件のポイントとレベル4・7・10に必要なポイントを並べた図(出典: Google)
ローカルガイドのポイントとレベル

レベル 1〜10 の境目

レベルの境目は、ヘルプのレベル表では次のポイントです。

レベル ポイント
レベル 1 0 ポイント
レベル 2 15 ポイント
レベル 3 75 ポイント
レベル 4 250 ポイント
レベル 5 500 ポイント
レベル 6 1,500 ポイント
レベル 7 5,000 ポイント
レベル 8 15,000 ポイント
レベル 9 50,000 ポイント
レベル 10 100,000 ポイント

ヘルプによると、ポイントとレベルの更新には最大 24 時間かかることがあります。

ポリシー違反の投稿はポイントに数えられない

ヘルプは、Google のポリシーに違反しているクチコミ・編集内容・写真は非公開になり、投稿した本人だけに表示されると書いています。そのうえで「非公開になった投稿は、ローカルガイドのレベルを決めるポイントとしてカウントされません。」としています。

違反と判断された投稿のポイントは、あとから差し引かれる場合もあります。閉業して Google マップから削除されたビジネスへの投稿のポイントも、レベルには数えられません。

クチコミを読む人からローカルガイドのレベルはどう見えるか

レベルの表示は、2026 年に目立つ方向へ変わりました。Google の公式ブログ「3 updates that make contributing to Maps easier」(2026 年 4 月 7 日)は、プロフィールのページでローカルガイドのレベルを目立たせて表示すると発表しています。同じ発表で、レベルの高い投稿者を新しい金色のプロフィールで見分けやすくするとしています。展開先は Android・iOS・パソコンで、世界で順次始まると書かれています。

バッジは投稿の種類ごとに付く

ヘルプは投稿者向けに、レベル 4 になると Google マップに最初のローカルガイド バッジを表示でき、「自分のクチコミに注目を集めて存在感をアピールできます」と案内しています。レベル 4 以上のローカルガイドには、特典としてこのバッジが表示されます。

レベルとは別に、投稿の種類ごとの実績バッジもあります。Google マップ ヘルプ「Google マップに投稿してバッジを獲得する」は、「バッジは永続的に有効で、プロフィールにアクセスする人全員に表示されます。」と書いています。クチコミのバッジの要件は次のとおりです。

バッジ名 要件
クチコミ ビギナー 3 件のクチコミを投稿
クチコミ エキスパート 25 件のクチコミを投稿
クチコミ マスター 100 件のクチコミを投稿

エキスパートとマスターには、200 文字以上のクチコミの件数と、クチコミに付いたリアクションの件数の要件も加わります。

読む人はクチコミの何を見ているか

BrightLocal の「Local Consumer Review Survey 2026」は、米国の成人 1,002 名に、クチコミのどんな点を重視するかを尋ねています。BrightLocal の調査で、米国の成人が最も多く挙げたのは「同じ傾向の他のクチコミに裏付けられている」で、56% でした。

投稿者に関わる項目では、米国の成人のうち、名前が出ていて匿名でないことを挙げた人が 35%、さまざまな店にクチコミを書いていることを挙げた人が 27% です(BrightLocal)。長く詳しいクチコミであることを挙げた米国の成人は 26% で、表に並んだ項目の中で最も低い値でした(BrightLocal)。

同じ調査では、2025 年に 10 件を超えるクチコミを書いた米国の成人は 20%、50 件を超えた人は 7% でした(BrightLocal)。BrightLocal は、ローカルガイドのような制度を、よく書く人に報いて目立たせる仕組みの例に挙げています。

店側がしてはいけないこと:ローカルガイドの勧誘と依頼

ヘルプは店の立場からの注意として、「ローカルガイドを勧誘することは禁止されています。」と書いています。ヘルプと利用規約の規定から、店のクチコミ欄に関わる場面を表にまとめました。

場面 してはいけないこと 根拠
レベルの高い客に気づいたとき ローカルガイドを勧誘する マップ ヘルプ「ローカルガイドについて」
「ローカルガイドが書きます」と持ちかけられたとき 会員資格と結び付いた有料サービスを使う ローカルガイド利用規約
店のアカウントで投稿しようとしたとき ローカルガイドとして投稿する マップ ヘルプ「ローカルガイドについて」
内容を指定して書いてもらおうとしたとき 偽造や虚偽のクチコミを送らせる ローカルガイド利用規約

レベルの高い客を選んで頼まない

勧誘の禁止は、ヘルプの「ビジネスで Google ビジネス プロフィールを使用する」の項に、ビジネス アカウントの扱いと並べて書かれています。店から見たローカルガイドは、投稿の量でレベルが付いた個人の客です。レベルやバッジを見て相手を選び、「書いてほしい」と持ちかけることは、この勧誘に当たると読めます。

頼むときの言葉について、DigitalGOAT編集部の推奨は「ありがとうございます!もしよろしければ、Googleで感想を書いていただけると...」という接客時のお願いのフレーズです。DigitalGOAT編集部は、満足した客だけにクチコミを頼み、不満のある客を Google 以外へ誘導するやり方(レビューゲーティング)を Google のポリシー違反として扱っています。

Googleマップのローカルガイド: レベルの高い客だけにクチコミを頼もうとしたGOAT君が、ローカルガイドの勧誘は禁止だと気づき、レベルで選ばないと決める4コマ(出典: Google)
ローカルガイドをレベルで選んで頼まない

「ローカルガイドが書きます」という有料の申し出を使わない

利用規約は「ローカルガイドとしてのメンバーシップと関連付けて有料サービスを提供することは禁止されています。」と定めています。「高いレベルのローカルガイドがクチコミを書きます」という有料の申し出は、この規定が禁じる形に当たります。利用規約は禁止行為の例として、偽造または虚偽のクチコミの送信も挙げています。

店のアカウントからローカルガイドとして投稿しない

ヘルプは「ビジネス アカウントは、ローカルガイドとして Google マップに投稿することはできません。」と書いています。企業や企業のページからの投稿はレベルや特典の件数に数えられないので、店のアカウントで投稿を重ねてもローカルガイドのレベルにはつながりません。

クチコミの頼み方そのものはクチコミを増やす運用の記事、見返りを付けた依頼と景品表示法のステマ規制はクチコミの見返りとステマ規制の記事で扱っています。

まとめ

ローカルガイドは、条件を満たすマップの利用者がそのまま数えられる個人の投稿者で、レベルは投稿の量で決まります。2026 年からはレベルの表示が目立つようになり、レベルの高い投稿者は金色のプロフィールで示されます。店側は、ローカルガイドを勧誘しないこと、会員資格と結び付いた有料サービスを使わないこと、店のアカウントからローカルガイドとして投稿しないことを守る必要があります。

クチコミ欄のレベル表示を読み分けられたら、次はレベルに関係なく全員に同じ言葉で頼む依頼の流れと、目立つ低評価への返信の書き方を決める段階です。