
MEO(Map Engine Optimization)の土台になる Googleビジネスプロフィール(GBP)は、マップと検索での見え方を無料で管理できます(公式ヘルプ)。無料である代わりに、載せるものの基準は Google が決めます。
その基準には、はっきり数値が出ているものと、まったく書かれていないものがあります。たとえば写真は最小解像度が縦 250 ピクセル、横 250 ピクセルという「最適」の基準として数値で示され、動画は最大 30 秒などの「要件」として数値で示されている一方、その写真と動画のヘルプの全文を探しても、載せる枚数の目安は書かれていません。この記事は 7 段の手順を追いながら、その線引きも一緒に示します。
始める前に確かめる前提
対象となるのは、顧客と顔を合わせてやり取りするビジネスに限られます。公式ヘルプは、営業時間中に顧客に対面でサービスを提供するビジネスの例として、小売店と、顧客を訪問するサービス プロバイダを挙げています。
逆に使えないのがオンラインのみのビジネスと、不動産の賃貸または販売です。ここに当たるなら、以下の手順に入る前に別の手を考えることになります。あとは Google アカウントが要ります。
この記事は単一店舗をオーナー自身で回す前提です。クチコミの返信と依頼はクチコミ管理の記事に、食べログやホットペッパーグルメなど他媒体との NAP(Name, Address, Phone)の統一はこの記事の対象外です。
登録から日々の運用までの手順
各段で、この記事の出典に書かれていないことを先に出しておきます。手順を進めながら「ここは調べても出てこない」と分かるほうが速いためです。
| ステップ | 本記事の出典に無いこと・別ページに手順があること |
|---|---|
| 1. 登録 | 住所のガイドラインは別ページ |
| 2. オーナー確認 | 方法別の手順は別ページ |
| 3. 基本情報 | 編集画面の操作は別ページ |
| 4. 写真と動画 | 載せる枚数の目安は書かれていない |
| 5. 投稿 | 投稿の頻度の目安は書かれていない |
| 6. 表示確認 | Google による更新の管理は別ページ |
| 7. 権限 | 追加・譲渡・削除は別ページ(削除は閉業したビジネスの場合) |

1. プロフィールを登録する
最初の分岐は、そのプロフィールが既にあるかどうかです。
検索やマップに存在しないなら、公式ヘルプの手順で新しく作ります。
- business.google.com/add にアクセスします。
- [Google にビジネス情報を追加] をクリックします。
- ビジネスの詳細を追加するには、画面上の指示に沿って操作します。
- 確認オプションを選択して、画面の手順に沿って設定します。
住所が正しく、Google のガイドラインに沿っているかをここで確かめます。
既にオーナー未確認のプロフィールがあるなら、作らずに申請します。
- パソコンで Google マップを開きます。
- ビジネスの名前と都市を検索します。
- [ビジネス オーナーですか?] から [管理を開始] を選択します。
スマートフォンのアプリからも同じ入口です。他のユーザーが既にオーナー確認を済ませているというメッセージが出た場合は、申請ではなくオーナー権限のリクエストに切り替わります。
2. オーナー確認を済ませる
ここを越えるまで、編集も表示もできません。確認が完了して初めて、マップと検索でプロフィールを変更できるようになります。
写真と動画も、確認が完了したあとにしか表示されません。 方法別に用意するものはオーナー確認の手順にまとめています。
3. 基本情報を入れる
営業時間・ウェブサイト・電話番号・地域は、ここで指定して Google でユーザーに表示できます。地域は業種に応じて、住所/サービス提供地域/場所のマーカーのいずれかを選びます。埋める項目はこれで尽きるわけではなく、次に挙げるロゴ関連の項目や属性も同じ段階で入れていきます。
ロゴが表示されないとき、公式ヘルプは必要な情報をすべて入力しているか確認するよう求め、例として次の項目を挙げています。
- 名前
- 番地が含まれた有効な住所
- カテゴリ
- 電話番号
- 営業時間
属性もこの段階で見ておきます。DigitalGOAT編集部が確認している項目は、支払い方法、バリアフリー、Wi-Fi・駐車場・個室、テイクアウト・デリバリー、ペット同伴可否です。編集画面の操作手順は公式ヘルプの「ビジネス プロフィールを編集する」にあります。
4. 写真と動画を載せる
ここは数値がはっきり示されている数少ない場所です。ただし公式ヘルプの書き方は写真と動画で違い、写真は「以下の基準を満たす写真が最適です」、動画は「以下の要件を満たしていることを確認してください」と書かれています(公式ヘルプ)。
写真で最適とされる条件は次のとおりです。
- 形式: JPG または PNG
- サイズ: 10 KB~5 MB
- 推奨解像度: 縦 720 ピクセル、横 720 ピクセル
- 最小解像度: 縦 250 ピクセル、横 250 ピクセル
- 品質: ピントが合っていて十分な明るさのある写真を使用します。大幅な加工や過度のフィルタ使用は避けてください
動画が満たす要件は、時間が最大 30 秒、ファイルサイズが最大 75 MB、解像度が 720p 以上です。

載せる手順はこうです。
- パソコンで Google 検索または Google マップを開きます。
- ビジネスの名前と都市を検索します。
- [写真] から [写真を追加] をクリックします。
- 写真または動画を選択します。
カバー写真とロゴは同じ [写真] から [カバー写真を追加] [ロゴを追加] で足します。基本情報(電話番号、営業時間など)が入っていると、ロゴが強調して表示されます。
自分で載せたものを消す手順は同じヘルプにあります。ユーザーが追加した写真については、その削除をリクエストすることもできます。その方法は別ページ「ユーザーが投稿した写真を削除する」です。
5. 投稿する
種類は最新情報、特典、イベントです(公式ヘルプ)。特典はタイトル、日付、時刻を指定する必要があり、イベントもタイトル、開始日と終了日、開始時刻と終了時刻を追加します。イベントで開始時刻または終了時刻を指定しない場合は、期間中 24 時間続くものとして表示されます。
- ビジネス プロフィールに移動します。
- [投稿] から [投稿を追加] を選択します。
- 投稿の種類を次の中から選択します。
- 最新情報
- 特典
- イベント
- 投稿に追加する要素を選択します。
- 投稿の情報を追加します。予約公開は [この投稿の送信をスケジュールする] をオンにし、定期公開は [繰り返し] プルダウン メニューから頻度を選択します。
- 公開の準備ができたら、右下の [投稿] を選択します。
詰まるのは次の 3 つです。
- 説明に電話番号を入れると不承認になる場合があります
- 期間を設定していない投稿は、6 か月でアーカイブされます
- 規制対象の業界は、投稿そのものは使えますが商品に関するコンテンツを入れられません
規制対象の業界として挙がっているのは、成人向けサービス、アルコール、タバコ、医薬品、危険ドラッグ、健康機器および医療機器、ギャンブル サービス、花火、武器、金融サービスです。
6. 表示を確かめ、Google による更新を見る
見え方を確かめるには、Google Chrome か Google マップをシークレット モードで開きます。ただし写真と動画は反映に最長 24〜48 時間かかるので、直後に出ていなくても不具合とは限りません。
プロフィールは自分の編集だけで決まりません。Google はユーザーからの報告や使用許諾済みコンテンツなど、さまざまな情報源を使って更新します。
7. アクセス権を整えて運用を続ける
管理をやめるときは、メインのオーナー権限を譲渡できます。日々の運用でできることには、公開した投稿の編集と削除、クチコミを集めて返信すること、お店や商品、サービスの写真と動画を投稿すること、ウェブサイトやソーシャル メディア、予約リンクなどにユーザーを誘導することがあります。
つまずきどころ: ステータスの読み方
止まったときは、ステータスが原因を指しています。
- 写真・動画が保留中: アップロード中か処理中、またはプロフィールが未確認
- 写真・動画が不承認: メディアのポリシー違反が報告されている
- 投稿が審査待ち: アップロードか処理の途中、またはオーナー確認が未完了
- 投稿が不承認: ステータスの横の疑問符アイコンから、違反しているコンテンツ ポリシーを確認できる
写真・動画の保留中にも投稿の審査待ちにも、オーナー確認が済んでいないことが原因の一つとして挙がっています。止まって見えたら手順 2 の積み残しをまず疑う、というのがDigitalGOAT編集部の見方です。写真の不承認と投稿の非公開が同時に続くなら、プロフィール単位の制限で確かめます。
カバー写真は指定どおりになるとは限りません。画質が低い場合や、カバー写真としてふさわしくないと判断された場合は、顧客が投稿した写真が代わりに選ばれることがあります。

自分でやる範囲の限界と次の一歩
複数の店舗を持つ大規模なビジネスなら、ビジネス プロフィール マネージャー ツールでまとめて管理できます。
単一店舗でも、DigitalGOAT編集部の目安では、投稿・返信が2週間以上停止、管理媒体3つ以上で更新漏れ、順位や効果を数字で見たい、複数店舗運営、のいずれかに該当したらツール・外部サービスを検討するタイミングです。今日から自分で回し始め、この条件のどれかに当たった時点で運用の体制を見直す段階に、あなたは立っています。